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ハママツ・ヒト・マチ見聞録
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こんちわ。

Gメンです。

今日もジャガ君との旅の報告します。


前回までのあらすじ

ジャガ君の言葉に触発され、始まった旅。

俺は順調に浜名湖までたどり着いた。

でも旅はまだまだおわらない。

だって試してみたいことがあったから・・・。

スタミナ料理って本当にスタミナがつくのか?


■第3話

AM9:40
新居駅に到着。











向かい風が本当にきつく、自転車を降りると俺の太もも(大腿四頭筋)がプルプルしているのがよくわかる。

まるで18ビートリズムを刻んでいるかのようだ。

そんなガクガクの俺の膝を見て、おじいちゃんが「がんばれ」って言っているような目でみつめてくる。


知ってますか?

新居って、昔は荒井って書いたみたいです。

東海道五十三次の絵が教えてくれました。

昔の人は“すげー”と改めて思いますね。

こちとら自転車でこんなに辛いのに、歩きで、しかもこの何倍もの距離を行ってしまうんだものね。

AM9:50
そんなこんなで『関所』に到着。











歴史を感じるねぇ。
でもね、小学生の時は歴史が大嫌いだったの。
唯一の0点は社会だった。
社会の時間は睡眠時間という位置づけだった。

ところが、うちの親父がみている局番はもっぱらNHK。
だから、モンゴルのこととか、日本人はどこからきたのかとか、宇宙のこととかやけに詳しい。
酒を飲んでるとその話は絶対にする。
そしてその話が長い。

もちろん俺はそんなのまったく興味なかったから、一緒にテレビをみることはほとんどなかった。
うちにはテレビが1台しかなかったから、いつもみたいテレビが見れなかった。

そんな俺だが、大学に入って、寮に入って、初めて自分のテレビができた。

いつだってみたい番組がみれる。

と、思っていたのに、俺の指はリモコンの①をよく押す。
そう、ひとりになってももっぱらNHKをみていた。

この時初めて「やっぱ親に似るんだなぁ」って思った。

NHKをみていると不思議と歴史に興味がでてくる。
なんでもっと勉強しなかったんだろうとまで思う。

だからこういった歴史を感じられるところは、若い時の3倍くらい好きになった。

少し歴史に触れ、

少し小声で「Gメン関所通過」と言い、

何故だか旅の安全をお祈りし、

関所に背を向けた。


ここから俺は少し内陸側に入った。

目的のスタミナ料理を食べる為に。


ん!?

やけにロードレーサー達とすれ違う。

きっと浜名湖を1週とかしているのであろう。

一人を先頭に風除けにつかい、5~6人がつらなっている。

相変わらず俺が挨拶しても半笑いで返しやがる。

山では「こんにちわ」と言ったら「こんにちわ」って言うのが常識だ!

ちょっとロードレーサーを嫌いになりかけた時、

その時!

前方から一人のロードレーサーが!

えっ!?

えっ!あ、あ、あれは?

て、て、天山?

サングラスをしていたから絶対とは言いがたいが、

風貌、髪型から言えば間違いなく天山だぁ。

なんでこんなところに、プロレスラーの天山選手がいるのかと思ったが、俺は「こんにちわ」と腹から声を出した。

そしたら天山選手は、「よっ」とわざわざハンドルから片手を離して「よっ!」ってやってくれた。









嬉しかったなぁ~。

不思議なもので、それからはロードレーサー達とすれ違ってもちゃんと挨拶ができるようになった。

きっと俺のくだらないコンプレックスだったのであろう。

そんないつでも折りたためる自転車で長距離を走るなんてナンセンスってどこかで思っていたのだろうね。

そんな俺の歪んだ気持ちを正してくれた天山選手に感謝!


AM10:30
遂に目的の場所。
スタミナの聖地。
俺の大先輩の故郷。

新所原に到着。









新所原って知っていますか?

JRと天竜浜名湖鉄道が走っている駅です。

ここに伝説のスタミナ丼を食べさせてくれるところがあるのです。

さっそく行ってみる。



閉まっている・・・。

営業時間11:00~


しょーがない。

近くの喫茶店で一服すっか。










美味かったなぁ。
アイスコーヒー。





本当は生ビールが飲みたかったのだけど、

今日は生ビール飲む場所決めてたから、アイスコーヒーで我慢した。

喫茶店においてあったバカボンドにのめりこむ。

さっきまで溢れんばかりにでていた“アドレナリン”もすっかり引いてしまった。

ふと我に返る。

俺、とんでもないことをしてしまったのではないか?

今来た道を戻ることなんて今の俺にできるのか?

不安に襲われる。

時間は11時。

飯食って考えよう。


AM11:00
伝説のうなぎ屋に到着。







このお店は天竜浜名湖鉄道の駅にあります。







OPENと同時に注文。

「まだ用意できてないからあと5分待ってぇ」とうなぎのお母さん

「はいよっ」と俺。

「お会計だけ先にしとくね」とうなぎのお母さん。

「俺、この鰻、米、鰻、米の2段のやつを米大盛りでお願い」と俺。

「はいよっ。そんなら2,200円」とうなぎのお母さん。


2,200円?

国産の鰻2枚で?

安い。安すぎる。

3~4年前に浜松の駅前で同じようなものを食べたとき6,000円ぐらいしたことを覚えてる。


ここのうなぎ屋さん、ちゃんと中で食べれるのです。

お客さんは俺一人。

11時じゃまだ早いものね。

待つこと20分くらい。

「はーい、お待ちどうさん」とうなぎ姉さん。

「やるねぇ。匠の技だねぇ」と俺。

みなさんも是非一度行ってみては。

これがミスタースタミナだぁ





アップだぁ
ちゃんと2段でしょ!




美味い。とにかく美味かった。

うまいこと表現できればみんなにも伝わるんだろうけど、あれを伝えるのは難しい。

俺なりに伝えてみる。

お店のウリは「国産の鰻をその日の朝に焼いている」ということ。

国産とか中国産とか味の違いはわからないけど、国産っていうだけで美味しく、得した気分になる!

その日の朝=新鮮!=間違いなく旨いっしょってなる。

普段食べるうな重は、だいたい鰻:米の比率は1:3。

ここのうな丼の鰻:米比率は8:9。※2段重の場合

米の硬さやタレ、鰻の焼き方、どれをとっても旨かったです。さすがに食べきれるか?と思った量だったが、ペロリといったね。

本物に会いたければ新所原にいってみな。

あの値段であのボリュームと味に出会えるのはきっと新所だけさ。




この鰻丼を食べ終わった頃、帰り道を心配していた俺はいなくなっていた。

生きてればなんとかなる。

前へ進もう。

ただただ進もう。

先端目指して。



スタミナがついたかって?

そんなの知らねぇ。

スタミナとかそんなんじゃないから。

気持ちだから。

あの2匹の鰻は、俺に強い心をくれたのさ。


さぁ出発だぁ。

まずは海に出よう。


続く

投稿者:we-la さん   更新日:2008年06月22日

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